巻き爪(陥入爪・爪周囲炎)に対するワイヤー矯正施術
当院では巻き爪に対する特殊ワイヤーによる矯正施術を行っています。
この治療は、巻き込んでいる爪をワイヤーにより持ち上げて、食い込みを取ることにより炎症や疼痛を軽減する方法です。
原則として施術にともなう痛みはなく、麻酔も必要ありません
ワイヤー矯正施術について
巻き爪による痛み、炎症は、爪の辺縁が床面の皮膚に潜り込んで刺激を与えることで起きていることが多いです。
潜り込んでいる爪の辺縁にワイヤーをかけ、引き起こすことで矯正をかけて疼痛・炎症の軽減を図ります。矯正がうまくいけば再発防止も期待できます。
まず足の指の状態を診察し、炎症の程度や爪の形状、巻き込みの状態を確認します。炎症の状態がひどい、感染して膿がたまっている、など状態が悪い時はその治療、処置を行います。
状態を確認し、巻いている爪の矯正ができる状態であれば、そこから特殊なワイヤーによる爪の矯正施術を行います。このワイヤーは医療器具として認められた専用のワイヤーです。
ワイヤーは必要に応じ2,3本かけることがあります。また経過次第で追加することもあります。
施術後
個々の状況により経過観察のスケジュールを指示しますのでそれに従ってください。特に指示のない限り、日常生活に制限はありません。
注意点
経過によっては矯正がうまくいかず、再処置、あるいは別の処置を行わねばならない場合があります。
いったん矯正がうまくいっても、巻き爪が再発する可能性はあります。
爪の変形、変色が残存する可能性があります。