先日、家族につきあって映画をみてきました。「ちはやふる」という、競技かるたを通した高校生の成長を描くストーリーです。2年前にも映画が公開され、家族にひっぱられて見に行き、そのストーリーに共感し、子供が買ってくる原作のコミックも一緒になって読んでいます。今回はその続編であり、完結編でした。
それまで競技かるたというものはまったく知らなかったのですが、かるたといえば正月にちょっとお遊びで、いうイメージからはかけはなれた、反射神経、戦術、協調性、そして個の力、頭脳、体力が要求される高度な競技であることが新鮮でした。原作は少女漫画なのですが、基本的なストーリーは体育会系で少年漫画的です。登場人物のキャラクターもそれぞれとがっていて、昔読んだ「ドカベン」的な感じです。そこにすこし淡い恋愛のあやを織り交ぜたストーリー展開には少女漫画くささはなく、親父でも楽しめます。あまり詳しいことはネタバレになるので書けませんが、お勧めの作品です。ぜひ前作や原作を見てからいかれることをお勧めします。
一番よかったのは、皆で力を合わせて目標に向かって努力をし、栄光をつかみ取った瞬間でした。青春映画の定番ではあるのですが、自分の学生時代とリンクして、どうしても目頭が熱くなってしまいました。大学時代はサッカー部でしたが、一番大きな大会で優勝を果たしたときのことが思い出されました。人生でうれし泣きをしたのは今のところその時だけですが、それを思い出してつい泣いてしまいました。