プラセンタ注射、にんにく注射
そんなときの一つの手段として、当院ではそのような症状に一定の効果があるといわれているプラセンタ注射、にんにく注射(ビタミン剤注射)を行っています。
これらは自費診療となります。
プラセンタ注射
プラセンタとは、胎盤のことです。胎盤は、赤ちゃんが母親のおなかの中にいるときにへその緒とつながり、母親から栄養素を送る組織です。胎盤の中には細胞を育て、活性化させる成長因子が豊富に含まれています。
プラセンタには五大栄養素(タンパク質、脂質、糖質、ミネラル、ビタミン)の他、様々な成分が凝縮されていると言われています。
医療用に使われているプラセンタ注射薬は、ヒトの胎盤を酵素処理してその成分を抽出したものです。本来は慢性肝疾患の患者さんに使用されるものですが、それ以外にも様々な効能があるのではないかといわれています。
いくつか列挙しますと、以下のことに効果があると報告されています。
- ○ プラセンタの効能
- ・美白効果、保湿作用
- ・細胞の増殖再生、コラーゲンの生成作用
- ・抗酸化作用、抗炎症作用
- ・抗アレルギー作用、自律神経調整作用
- ・基礎代謝向上作用、創傷回復作用
- ・解毒作用、体質改善作用
- ・血行促進作用、血圧調整作用
当院では「ラエンネック」という、保険診療にも使用可能な製剤を用いて、皮下注射をおこなっています。注射は看護師あるいは医師が行います。
肝疾患の治療以外で投与しますので医療保険は適応されず、自費診療となります。
価格
価格は皮下注射の場合1本1,250円(税込み)となります。
効果を実感するためには、最初の1か月は1回3本を週2回、その後は1回2本を週1回は打つことをお勧めしますが、増量・減量に対応することは可能です。
皮下注射は痛い、何回も打つのが嫌な方は、点滴による投与も可能です。
その場合50ccに1本あたり1,500円(税込み)となります。2本入れれば3,000円、3本入れれば4,500円になります。
プラセンタ注射(皮下注射) | 1本 1,250円(税込み) |
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プラセンタ点滴(50cc) | 1本 1,500円(税込み) |
2本 3,000円(税込み) | |
3本 4,500円(税込み) |
注意点として
- ヒト由来のものであり、製造にあたってはウイルス感染症などがないかチェックしたうえで製造されています。また、これまでこの注射を打つことによりウイルス感染症が生じたとの報告はありませんが、完全にその可能性を排除できるものではないこと。
- 上記のことがありますので、この注射を打ったのちは厚生労働省の通達により、献血ができなくなります。
- 注射製剤に対するアレルギー反応、ショック症状がまれに起きうること。
- 婦人科疾患(特に乳がん)に罹患されている方は、その症状を悪化させる恐れがあるため、この注射はお控えください。
副作用として
- 注射部位の内出血、疼痛、発疹、熱感、掻痒感、硬結
- 頭痛、閉経後の生理、軽微な生理不順や不正性器出血、女性化乳房、眠気、だるさ、体重増加 など
にんにく注射
にんにく注射とは、昔は「アリナミン注射」と云われた注射のことです。
注射をしているときに、にんにくの臭いがするので、いつの間にか「にんにく注射」と呼ばれるようになりました。
にんにく注射の成分
にんにく注射の主成分はビタミンB1です。ビタミンB1には、炭水化物に含まれる糖質をエネルギーに変える酵素を助ける働きがあります。ビタミンB1によってエネルギーがスムーズにつくられることで、疲労回復や精神を安定させる働きが期待できます。
当院では吸収力が優れているフルスルチアミンを主に使用しています。
価格
にんにく注射(静脈注射) | 1本 2,000円(税込み) |
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にんにくプラセンタ注射(点滴)
当院では、にんにく注射とプラセンタを両方入れた注射(点滴)も行っています。
にんにく注射にプラセンタ3本を入れるのでかなりの効果が期待できます。
価格
にんにくプラセンタ注射(点滴)100ml | 6,500円(税込み) |
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