11月になりましたが、まだ暖かい日が続き、寒がりの私にとってはいい日よりが続いています。さて今回はスタッフからの投稿がありましたので掲載いたします。

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「気」

人間には五感と呼ばれる視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚があり、医学系では詳しく学習します。その他に第六感と呼ばれるものがあるそうで、これは気やテレパシーとも呼ばれています。昔、スプーン曲げで話題になったユリゲラーがいますが、彼の呼びかけに対して実際にスプーンが曲がったと名乗り出た人の多くは子供だったそうです。 これは疑うことなく無心にひたすら打ち込んだ結果だと思われます。

私は工学系から転身した事もあって、この世にあるものは、根拠のあるもの、目に見えるものしか信じないという堅物でしたので、気には関心も無く、試みる気にもなりませんでした。

私が気の存在に触れたのは南京中医薬大学を訪問した時でした。信じられない出来事にショックを受けました。気もエネルギーを帯びていますが、エネルギーを帯びた電気は今から260年前に米国のフランクリンが雷は空気中の電気であることを証明し、その後ファラデーなどによって身近なものとなり、無くてはならないものになっていますので、物理でも学習します。気も既に証明されその根拠もありますが、一般的には今だに浸透していません。

当院では午前と午後の診療開始時に全スタッフが集まってミニ互礼会があります。挨拶だけの簡単なものですが、私はお互いの顔を見て、気を入れる効果があると思います。また診療開始時には院長が患者様にご挨拶、診察でも患部に直接触れて手技を行っています。私も整形外科の現場を数多く体験してきましたが、今では珍しいと思っています。それは医療技術が進んでパソコンが主流となって殆ど患者様に触れない状況が多くなっているからです。

私は、医療の原点は手当で、人に安心感を与え癒やしの効果が最大限あると思っています。私は理学療法士としての日々の業務の中でいつもそれを頭において患者様に触れています。

最後に脳生理学者有田秀穂氏と免疫学者安保徹氏の説をご紹介させていただきます。起床時5分間、吐く息に気を集中した深呼吸を行うと、気のエネルギーが蓄積されて、免疫力も上がるそうです。

いつも目を通して下さいましてありがとうございます。11月に入り気持ちの上でもせわしなくなりますので、交通事故や転倒などにご注意下さいますように。

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 以前にも書きましたが、この療法士の先生は理学療法士のみならず色々な資格を取得されており、東洋医学にも造詣が深いです。私が学び、追究している西洋医学とはアプローチが異なるため、「第六感」とか「気」といわれても何もいえないなあというのが正直なところです。ただそれを否定するつもりはなく、西洋医学の本筋・基本を押さえたうえで、悪影響のない範囲であればそういうものも取り入れてみてもいいのかなとは思っています。西洋医学は万能ではありません。それは東洋医学でも同じです。そして生きとし生けるものはみないつかは衰え、滅びるという宿命を考えるとき、抗えない現実と向き合うことも必要でしょう。それでも私たちの前に来られた患者さんが持つ痛みや苦しみを少しでも取り去る方法があるのであれば、やってみるということが一番大事なのだろうと思います。