新年おめでとうございます。昨年も関係各方面には多大なるお世話をいただき、ありがとうございました。今年もよろしくお願いいたします。また当院に通院されておられる患者の皆さまにも、この場におきましてご挨拶申し上げます。皆様にとって今年が良い年となりますよう、祈念いたします。

 さて今年は2020年、オリンピックイヤーですね。私もチケット応募してみましたが、残念ながらすべて外れてしまいました。まあ当たっても行く暇がないし、ホテル探すのも大変そうだし、テレビで応援するのが一番いいかなと思っています。寒くなったとはいっても例年よりは暖かく、韓国や北朝鮮はなにをするかわからず、ゴーンは逃げるし、この先日本は、いや地球はどうなるのかなと思ってしまいますが、私は私のできることを頑張るしかないと思っています。

 当院の今年の抱負としては、リハビリスタッフの充実を図りたいと思っています。「ともに治す」という当院の理念を追求するためにはやはりリハビリスタッフなくしてはできないと考えています。この地域の方々が、最後まで元気に動けて楽しい人生を送れる手助けができるように、これからも頑張りたいと思っています。

 さて今回もリハビリスタッフからの投稿がありますので、ご覧ください。

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新年新たに

 新しい年を迎え気が引き締まります、昨年中はリハビリ室を多くの患者様に支えていただき感謝申し上げます。 本年も昨年同様よろしくお願い申し上げます。2月には非常勤ですが更に新しい理学療法士が加わりますので、更に充実した内容で治療ができると思います。

最近は情報過多の時代でテレビや携帯電話で簡単に医療情報を得ることができますが、弊害も多く取り返しがつかない状況に陥る場合もあります。やはり年齢や症状を見て情報を取捨選択し段階的に実践していく必要があります。人間の体は数十億年かけて進化して出来上がっていますから、使い方を間違うとやはり壊れてしまい、変形や痛みのために長生きはしても動き回れる健康寿命が短くなってしまいます。

 グローバル化の時代、外国から物や情報が流れ込んで来ますが、日本人の体質に合っているのか疑問に思うことがあります。日本には人が生きるため大事な息・食・動・想・環の思想があります。すなわち呼吸・飲食・運動・精神活動・環境で一つでも欠けては駄目です。私は院長からの指示に対して痛みの緩和を最優先しますが、同時に長生きするための息・食・動・想・環を常に念頭において常にバランスを見ています。具体的には、環境に負けて転び寝たきりにならないように姿勢や歩き方をみます。患者様には「これでいけるねん」と嫌われますが、将来的なことを考えしつこく説明します。同時に呼吸のチェックと指導、食べ物や、運動方法、ストレス解消方法まで、昔から日本にある、伝統的な しこだち、すり足歩き、瞑想法などを取り入れながら実施しています。

 ワシントン・ポストのマルコムグラッドウェルの説によると、物事を意識するまで3000時間、基本を理解して無意識に動きが身につくまで7000時間必要らしいです。大変に根気がいりますが、しかし患者様のやる気と根気強い自主トレの結果、姿勢や歩行が改善し、痛みも止まって歩くことが楽になり、元気に来院される患者様も増え、仕事をする上での励みになっています。

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 当院のリハビリスタッフは色々な引き出しをもっており、他の施設にはない強みであると思っています。他でリハビリを受けたけどうまくいかなかった方も、もしかしたらうまいくかもしれません。お気軽にご相談いただければと思います。それでは本年もよろしくお願いいたします。